コルレス銀行手数料ってなに?【コルレスチャージが高い】
- 2020.01.28
- 更新日:2020.05.03
- 海外送金の方法
銀行からの海外送金をしようとするとコルレスチャージやコルレス銀行手数料というのがあるんですが、これってどういうことですか?
海外送金するだけでもドキドキするのに、コルレス銀行手数料など良くわからないことを言われても怖いですよね。
知らない間に高い手数料を取られてしまうのも嫌です。
ここでは、コルレスチャージやコルレス銀行手数料といった海外送金に関わる手数料についての疑問を解消しましょう。
コルレス銀行ってなに?
まず、簡単にコルレス銀行を説明すればこういうことです。
1.A銀行からB国へ海外送金を依頼
2.海外送金は出来るけどA銀行はB国の銀行と取引が無い
3.A銀行はB国の銀行と取引しているC国の銀行へ取次をしてもらう
4.A銀行からの送金はC国の銀行を経由してB国の銀行へ到着
このようにA銀行からB国の銀行へ送金するための仲介をするC国の銀行が「コルレス銀行」です。
他にも、中継銀行、仲介銀行などでも呼ばれています。
また、ここではわかりやすいように1つのコルレス銀行しか経由していませんが、国によっては2つ、3つと経由することがあります。
ちなみに、コルレス銀行とは呼んでいますが、それが銀行の名称ではありません。
コルレス銀行とは「Correspondent Bank(コレスポンデント 銀行)」の略称です。
難しい話は置いて、簡単に言えば別の銀行のために代行して決済などを代行できる銀行のことですね。
コルレスチャージってなに?
ここまで読まれた方はおわかりと思います。
銀行と銀行を仲介するコレルス銀行が徴収する手数料のことがコルレスチャージやコルレス銀行手数料ですね。
コルレスチャージの嫌なところは、海外送金をする銀行もコルレス手数料が最終的にいくらになるか分からないということです。
通常は1,000円から3,000円ほどになりますが、設定した以上のコルレスチャージが掛かった場合は後日徴収になる場合もあります。
このようなコルレス銀行手数料が掛かるために、海外送金してから着金して手数料の高さにビックリするというわけですね。
海外送金手数料は目に見える手数料だけではない
海外送金というと「海外送金手数料」だけに意識を取られがちです。
海外送金手数料だけであれば、楽天銀行は1,750円ほどですし、ペイパルであればたったの499円です。
銀行によっては条件を満たせば海外送金手数料無料というサービスもありますね。
しかし、海外送金で一番コストが掛かるのは「為替手数料」です。
簡単に言えば「日本円から米ドル」に両替するのに掛かるレート差が為替手数料ということです。
●50万円をアメリカへ送金する場合
・1ドル=110円であれば約4,545ドルになる
・ドル=112円であれば約4,464ドルになる
●為替手数料2円の差額は81ドル
海外送金手数料が安くても為替手数料でこれだけの差がでますので、海外送金では海外送金手数料だけでなく為替手数料に要注意ということです。
もちろん、トランスファーワイズを利用すればそのような手数料は必要ありませんけどね。
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