アメリカから日本へ送金する方法!手数料が安いワイズ|旧トランスファーワイズ
- 2018.11.01
- 更新日:2021.04.10
- 海外送金手数料を比較
アメリカから日本に送金する方法で手数料が安くて安全な方法はありますか?
アメリカに在住であれば、日本の家族に仕送りをする際、一時帰国、完全帰国でアメリカから日本に海外送金したいことがありますよね。
反対に日本からアメリカに仕送りなどで送金することもあるでしょう。
そこで、アメリカから日本、日本からアメリカへ海外送金する方法として一番手数料が安いと言われるワイズ・旧トランスファーワイズだとどうなるか、同じく手数料が安めで世界中で利用されているMoneyGram、ペイパルと比較して調査してみました。
アメリカから日本へ安く送金できるワイズ・旧トランスファーワイズとは
ワイズがどんなサービスかと簡単に言えば、海外送金のための資金移動業者として、毎月3億ポンド(約440億円)の海外送金を行っている企業ですね。
ワイズは金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせたFinTech(フィンテック)企業の代表的なサービスです。
Wiseは日本にも支社があり、日本では2016年9月に参入し、楽天、ドコモ、ソフトバンクなどが取得しているのと同じ、関東財務局の認可を受けている日本の法律の下で営業している正式な業者です。
アメリカから日本に送金した場合の手数料
アメリカから日本に送金する場合に、利用されるのは一般的な「Bank of America」「Chase bank」「Union Bank」などがあります。
しかし、正直なところアメリカにある大手の銀行は日本の大手銀行と同じ様なものなので、手数料は普通に高いです。
他に利用されるサービスとしては、資金移動業者の「WesternUnion」や「MoneyGram」。
ペイパルが提供する送金サービスでペイパルを利用するよりも、気持ち安くなることがある「Xoom」もあります。
それでは、3,000ドルをアメリカから日本に送金した場合の手数料や日本で受け取れる額をワイズ、MoneyGram、ペイパルのXoomで比較してみましょう。
為替レートは、2021年4月8日のヤフーファイナンスで「1USD= 109.685円」だった時を参考にしています。
Wise(ワイズ) | MoneyGram | Xoom | |
---|---|---|---|
送金額 | 3,000ドル | 3,000ドル | 3,000ドル |
ネットの為替レート | 1USD=109.685円 | 1USD=109.685円 | 1USD=109.685円 |
TTSレート (為替手数料) | 1USD=109.685円 | 1USD=108.08円 | 1USD=105.906円 |
為替差手数料の差 | 無し | 1.605円 | 3.779円 |
送金手数料 | 21.31ドル | 60.00ドル | 無料 |
銀行への振込手数料 | 9.27ドル ※銀行による | 無し | ペイパル無料 銀行による |
日本で受取れる額 | 325,701円 | 324,252円-60ドル=317401円 | 31771円 |
※TTSレートは為替状況により変わります。
MoneyGramとXoomは同じようなレベルですね。
しかし、1位のワイズとその他で8,000円の違いはかなり大きいですし、額が大きくなればさらにその差は広がって行きます。
次はワイズとペイパルとの比較を画像で見てみましょう。
注意:画像にもありますが、為替レートは1ドル=111.69円の時に3,000ドルを送金した場合の結果を参考にしていますので最新ではありません。
送金手数料だけ見ればペイパルが安いですが、こちらも同じく受取額では8,176円も違いますね。
このペイパルのように海外送金手数料は安いけど、為替レートで知らない間に高く付いているのがいわゆる「隠れコスト」です。
為替レートで損をしていることを知らずにペイパルの手数料だけみて安いと勘違いしている人は結構多いですね。
アメリカからの送金でワイズ・旧トランスファーワイズが利用できる条件
ワイズは基本的に、送金国と受取り国の両方に銀行口座があることが条件となります。
アメリカから送金するのであれば「アメリカ側にはワイズの口座へ振込する銀行口座」と「日本に受取する口座」が無いといけません。
ワイズが提供しているマルチカレンシー口座を持っていれば話は早くなりますね。
日本の口座は自分の口座、または家族、友人など誰でも良いので問題無いでしょう。
アメリカの方も普通に働いていたり、留学などでSSN(社会保障番号)があれば普通に「Bank of America」「Chase bank」「Union Bank」で口座が開設できますね。
アメリカの銀行でオンラインで口座を開設する場合は、SSNと居住している住所があれば大丈夫ですし、英語に自信が無くても窓口まで行く必要もないので便利といえます。
ちなみに「Union Bank」は日本にいながら東京三菱UFJ銀行で口座を開設することもできますので、チェックしてみると良いでしょう。
ソース:https://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/cali/index.html
また、アメリカでも、ワイズのマルチカレンシー口座が開設できます。
マルチカレンシー口座を利用すればアメリカ・イギリス・ヨーロッパなどで現地の口座を持てる上に、世界50カ国以上の通貨を預金できます。
マルチカレンシー口座は2020年から日本でも利用できるようになりました。
オンラインショッピングなどでの外国とお金のやり取りする必要がある人には現地の口座が利用できるという異常なほど便利なサービスですね。
送金する際の限度額
アメリカからワイズを利用して日本に送金する際の限度額は下記の通りです。
※ワイズで100万円を超える送金も可能ですがSWIFT送金になるので格安にはなりません。
送金する際に必要な日数
アメリカから日本に送金する際の日数は、送金2回目からは1営業日から4営業日で、送金方法により変わります。
ワイズの口座開設から初めての送金までに掛かる日数は、3営業日から10営業日なので、最初の送金は余裕を持って行うと良いですね。
送金にSSN(米国社会保障番号)番号は必要?
アメリカからの送金にワイズを利用するすべての人が「SSN(米国社会保障番号)番号」が必要です。
SSN番号を持っていない場合はワイズに申告し、アメリカ国外で発行された身分証明書をワイズにアップロードする必要があります。
送金で為替レートは保証される?
送金の手続きを始めてからレート保証時間内にワイズの口座への入金が確認できれば、レート保証が適用されます。
当たり前ですが、時間内にワイズの口座への入金が確認できない場合は保証されません。
・EST(東部標準時)で16時までにトランスファーワイズの口座へ着金
・ACHバンクデビットを利用した場合は、デビットの認証が19時までに確認できた段階で為替レート保証が有効となります。
相場の予想が悪いのであれば、雇用統計前に送金するのも良いでしょうし、良い見込みであれば発表を待って為替レートが動いてから送金するのもありですね。
Wiseで日本からアメリカへ送金する
アメリカから日本だけでなく、日本からアメリカでも送金手数料は最安レベルです。
2番手のWorldremitと約50円程度の僅差ですが、ワイズの方が安いですね。
ちなみに、Worldremitの手数料は安いですが、日本では認可を受けていません。
預けた資金は日本の法律には守られていないので利用する場合は注意しましょう。
日本からアメリカへ送金する限度額は、オンライン送金を利用した場合はどの金融機関でも1回につき100万円が限度です。
1日の送金金額には上限がありませんが、そのような送金をした場合はまずトランスファーワイズから問い合わせがあります。
送金の内容によっては税務署からお伺いがある可能性もありますので注意しましょう。
ワイズは海外生活をする人には有名でも一般的には知られていませんので怪しむ人もいますが、関東財務局から認可を受けたきっちりとした企業ですので、ワイズで税金逃れなどはできません。
日本へドル建て送金するのはどちらがお得?
アメリカから日本へドル建て送金をしたい理由の大半は為替レートで損をしたくないからという理由が多いでしょう。
例えば1ドル=110円だったとして、現地で日本円に両替すると10%ほど両替手数料で損をするのでドルで持って帰りたい。
または、海外の銀行で日本へ送金しようと思うと、送金段階で米ドルから日本円に両替して送金されるので、両替のレートが悪いと損をするというパターンです。
こういった場合は新生銀行やFX座のドル口座を利用して、ドル建て送金するのが有名な方法です。
ただ、FXの場合はレートが悪すぎる時は多少待てば良いですが、どちらとも言えない中途半端なレートの場合にドルのまま持っていても上下どちらに動くのか分かりません。
もしそれが使う必要がある資金だった場合は使えないお金になってしまうこともありますね。
しかし、ダントツで便利な方法といえばワイズのマルチカレンシー口座と言えるでしょう。
マルチカレンシー口座を利用すれば現地でワイズの口座に移動させて、そのまま現地通貨として保持しておくことができます。
さらに、ワイズのデビットカードを利用すれば世界50カ国以上の通貨で為替レートを気にせずに利用できますよ。
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