フィリピンから日本への送金はトランスファーワイズよりMoneyGram

フィリピンから日本への送金はトランスファーワイズよりMoneyGram

フィリピンから日本への一時帰国や完全帰国する際に、銀行口座にあるフィリピンペソを日本に送金したいこともありますよね。

 

フィリピンから日本へ送金する方法はいくつかありますが、その中でも一番便利なのはトランスファーワイズではなく、MoneyGram(マネーグラム)ですので、どんなサービスなのかご紹介しましょう。

 

ちなみに、日本からフィリピンへの送金であればトランスファーワイズが最高ですよ。

 

フィリピンから日本の送金にトランスファーワイズは使えるの?

 

まず、残念ながらフィリピンから日本の送金にはトランスファーワイズは対応していません。

 

基本的にフィリピンから日本に送金する際は、日本の銀行から本人確認の電話があったりして厳しいですからね。

 

そこで、トランスファーワイズの代わりに使えるのが「Western Union(ウエスタンユニオン)」や「MoneyGram(マネーグラム)」などの海外送金業者です。

 

MoneyGramを使ってフィリピンから日本へ送金

 

世界的に有名な海外送金業者といえば「ウエスタンユニオン」が一番有名かも知れませんが、MoneyGram(マネーグラム)もそれについで海外では利用されています。

 

フィリピンでは街中のアチコチにMoneyGramを扱っている店舗があるので、見つけるのは簡単です。

 

MoneyGramの手数料には下記が含まれます。

・手数料

・TTSレート(独自レート)

 

MoneyGramの手数料は送金額によって変わります。

 

受取額手数料
10,000円650PHP
50,000円850PHP
100,000円850PHP
300,000円850PHP
500,000円1,200PHP
1,000,000円1,200PHP

MoneyGramの公式手数料計算参照

 

次に重要なのが金融機関などで海外送金すると気づかない間に上乗せされている「隠れ手数料」と呼ばれるTTSレート(MoneyGram独自レート)です。

 

MoneyGramの公式で計算するとこのようになりました。

 

 

2018年10月26日のネット上の為替レート「1ペソ=2.09円」を参考に計算すると、この日のMoneyGramのレートは「1ペソ=1.98円」ということが分かります。

 

手数料として0.11円(約5.3%)が手数料として計算されていますね。

 

このレートはウエスタンユニオンでも似たようなレートです。

 

ネット上の為替レートでは「10,000PHP=20,877円」ですので、上の画像の受取り額「19,849円」とするとTTSレートだけで手数料として「1,028円」取られていることになります。

 

日本で10万円受け取ろうとすると
・必要な送金金額:50,380PHP
※内為替手数料:2,670PHP
・手数料:850PHP
・合計手数料:3,520PHP(約7,356円)
日本で30万円受け取ろうとすると
・必要な送金金額:151,142PHP
※内為替手数料:8,010PHP
・手数料:850PHP
・合計手数料:8,860PHP(約18,514円)
日本で50万円受け取ろうとすると
・必要な送金金額:251,904PHP
※内為替手数料:13,350PHP
・手数料:1,200PHP
・合計手数料:14,550PHP(約30,409円)
日本で100万円受け取ろうとすると
・必要な送金金額:503,808PHP
※内為替手数料:26,701PHP
・手数料:1,200PHP
・合計手数料:27,901PHP(約58,313円)

 

かなり手数料が高いですが、外資ではなく普通のフィリピンの銀行で送るよりは安いです。

 

フィリピンにシティバンクの口座があり、日本にもシティバンクの口座があればもっと安く済みますが、フィリピン側で口座を開設するには最低預金が高いので、一般的ではありませんね。

 

口座が無くても送金・受取りと使える利点は大きいですが、あくまで緊急手段と言えるでしょう。

 

MoneyGramは、日本にある代理店の窓口、SBIレミットなどで受け取ることができます。

 

フィリピンから日本への送金はしない方が良い

 

フィリピンから日本への送金はどの方法を使っても「手数料が安い!」といえる方法がありませんので、送金はしない方が良いです。

 

簡単な方法は、現地でペソから日本円に両替して日本へ持って帰る、完全帰国でないのであればフィリピンでデビットカードを作って日本で引き出す方法ですね。

 

フィリピンでペソから日本円に両替できる両替店は街中にはほとんどありませんが、空港であれば両替することができます。

 

ただし、空港での両替レートはかなり悪いですので、街中で両替できる場所を探しましょう。

 

マニラはしばらく行っていないので不明ですが、セブではアヤラショッピングモールの4階にある「CORE PACIFIC MONEY EXCHANGE」がペソから日本円への両替に対応しています。

 

1度に50万円程度ならいきなり行ってもいつも大丈夫です。

 

2019年3月7日 ネットの為替レート1ペソ=0.4678円
・現地両替所で円からペソ 10,000円=4,624ペソ(両替手数料1.2%)
・ペソから円 4,828ペソ=10,000円に付き手数料として150ペソ必要です。

 

レートで言えば10,000円の両替に付き150ペソ掛かっているので50万円では約16,125円です。

 

銀行や送金業者を利用するよりはかなり手数料を抑えることができますが、やはりトランスファーワイズの手数料がどれだけ格安の手数料なのか分かりますね。