香港から日本へ送金は新生銀行の外貨口座?手数料が一番安いのは?

香港から日本へ送金は新生銀行の外貨口座?手数料が一番安いのは?

海外移住や現地駐在などで香港で生活していると、香港から日本への送金にマネーグラムやウエスタンユニオンのような資金移動業者と新生銀行の外貨預金口座などで外貨のまま送金するのが良いのか手数料が一番安いのはどの方法か困ります。

そこで、海外では利用者の多い新生銀行の外貨預金口座、海外での支払いによく使われる資金移動業者の「TransferWise(トランスファーワイズ)」と「MoneyGram(マネーグラム)」を比較してどのサービスが送金に適しているのかを調べてみました。

香港から日本への送金に一般の銀行を利用すると手数料が高い

香港から日本へ一般の銀行を利用して送金する場合は「香港ドル→米ドル→日本円」と2回の両替が必要になるために両替手数料だけでかなり損をします。

香港で日本円に両替して日本に送金する場合も「香港ドル→日本円の両替」と利用する銀行によって、中継銀行手数料、受取り銀行手数料で1,000円から3,000円の手数料が必要になります。

そこで、よく利用される方法が新生銀行の外貨預金口座を利用して、香港ドルを香港ドルのまま日本へ送金し、レートが良いタイミングで香港ドルから日本円に両替する方法です。

香港から日本の送金には新生銀行の外貨預金口座が便利?

新生銀行の外貨預金を利用して香港から送金する場合に必要な手数料は下記のようになります。

●香港から新生銀行へ香港ドルとして送金する際の手数料
※手段・銀行によるが、1,500円から3,000円、または総金額の数%など●新生銀行の口座内で香港ドルから日本円にする両替手数料0.25%

新生銀行の口座内での両替は手数料が安いので良いですが、香港からの送金方法によっては安くない手数料が掛かります。

香港から日本への送金方法さえ気を付ければ、銀行を利用する送金としては一番安いでしょう。

日本でキャッシングが利用できるクレジットカードを香港で作る

海外送金ではありませんが、日本でキャッシングが利用できるクレジットカードを香港で作るのもお手軽な資金移動方法です。

もちろん、銀行やカードブランドによって為替レートやキャッシング手数料が違うので比較検討する必要はありますが、自分が香港の銀行に入金しておいて、日本にいる家族などがクレジットカードでキャッシングすれば簡単です。

香港のクレジットカードの年率は日本より安いカードも多いので、しっかりとした地盤が香港にあるのであれば海外でキャッシングができるクレジットカードを作るのも良いですね。

あくまで借金という形にはなりますが、上手く利用すれば1%~3%程度の手数料に抑えることも可能です。

香港から日本の送金が一番安いトランスファーワイズとMoneyGramを比較

次に、香港から日本の送金に掛かる手数料が一番安い資金移動業者の「TransferWise(トランスファーワイズ)」、ウエスタンユニオンと並んで世界的に利用されている「MoneyGram」の2社で比較してみましょう。

日本で30万円を受け取るのに必要な手数料を計算しています。

 トランスファーワイズマネーグラム
日本円受取額300,000円300,000円
ネットの為替レート1HKD=14.51円1HKD=14.51円
TTSレート
(為替手数料)
1HKD=14.51円
(為替手数料無し)
1HKD=13.61円
(為替手数料 0.9円:約0.62%)
為替差で発生する
手数料
無し1380.71HKD
(20,020円)
30万円を受け取る為に必要な送金額20,828.13HKD22,735.51 HKD
送金手数料185.14HKD
(0.8%の手数料 + 20.00 HKD)
705.00HKD
振込手数料銀行による無し
中継銀行手数料無し無し
受け取り銀行手数料無し無し
手数料合計185.14HKD+振込手数料2085.71HKD

※TTSレートは為替状況により変わります。

MoneyGramも一般の銀行で送金する方法と比べれば合計の手数料が少し安いのですが、トランスファーワイズの手数料はかなり安いことが分かりますね。

MoneyGramは同じ資金移動業者であるウエスタンユニオンより手数料が少し安い場合が多いのですが、送金手数料、隠れコストのTTSレートの両方から比較して、トランスファーワイズの方が断然手数料が安いことが一目瞭然です。

トランスファーワイズの手数料は約2,700円+銀行への振込手数料ですので、一番安いと言われる新生銀行で掛かるであろう手数料と比較してもトランスファーワイズの方が安いです。

トランスファーワイズをおすすめする理由は?どうして手数料が安いの?

トランスファーワイズがどんな会社かと言えば、日本では2016年9月から営業を始め、関東財務局の認可を受けている正式な業者ですので、日本の法律に沿った安心できる資金移動業者です。

さらに、トランスファーワイズは世界的に見て認可を受けるのが困難とされるイギリスの英国金融行動監視機構(FCA)から2011年に認可を受けています。

このイギリスの認可を取得した企業というだけで、企業として一定以上の信用性があると言われています。

また、トランスファーワイズの手数料が他の送金方法に比べて圧倒的に安い理由は、海外送金ではなく、国内送金だからです。

簡単に言えば、トランスファーワイズは世界中に銀行口座を持っていて、香港から日本に送金したければ香港にあるトランスファーワイズの口座へ振込をすることで、日本にあるトランスファーワイズの口座から日本にある自分の口座へ送金されるという仕組みです。

トランスファーワイズの仕組みはこちらからどうぞ。
トランスファーワイズの仕組み|海外送金の手数料が安くできる理由

トランスファーワイズはHSBCやペイパルと比べてどちらが安いの?

日本への送金であれば、トランスファーワイズの他にも香港であればHSBCがありますし、ペイパルも海外送金では利用する人が多いです。


画像:トランスファーワイズ

HSBCとトランスファーワイズの差は1,572円なので、HSBCの口座ステージによって、トランスファーワイズに近い手数料で済ませることができますが、それでもまだトランスファーワイズの方が安いです。

しかし、香港にHSBCの口座を所持できる人であれば、まずこのブログを見て数百円や数千円レベルの手数料を気にすることは無いでしょう(笑)

ペイパルは画像の通りで、12,167円掛かりますので手数料はかなり高く付きますね。

やはり銀行の方が安全なので多少手数料が高く付いても銀行を利用する人も少なくありませんが、トランスファーワイズも信用性がなく危険な訳ではありません。

トランスファーワイズの安全性について、詳しくはこちらの記事をどうぞ。

トランスファーワイズは双方の国に口座が無いと利用できない

トランスファーワイズは送金国と受取り国の両方に銀行口座が無いと利用することができません。

日本の口座は自分の口座、家族、または友人など誰でも良いので問題無いと思いますが、香港に口座が作れない人は利用することができません。

香港で働いているのであればまず無いと思いますが、口座が作れない上に信用できる相手がいない場合は、MoneyGramやウエスタンユニオンを利用するのが良いですが手数料が高くなりますね。

その場合は、両替所で香港ドルを日本円に買い戻して現金で運ぶのが一番手数料が安く済むでしょう。

100万円以上を日本に持ち込む場合は申請が必要ですが、それによって税金が取られたり、しつこく理由を聞かれたりすることもありません。

香港から日本へ送金する際に必要な日数

香港から日本に送金する際の日数は、送金2回目からは最大2営業日ですが、トランスファーワイズの口座へ送金するタイミングや送金方法により変わります。

香港の場合はトランスファーワイズ口座への着金確認に掛かる時間は0-2営業日です。

トランスファーワイズの口座開設から初めての送金までに掛かる日数は、3営業日から10営業日なので、最初の送金は余裕を持って行うと良いですね。

香港ドルから日本の送金で為替レートは保証される?

香港から日本への送金については、48時間のレート保証が適用されます。

基本的には、営業時間内にトランスファーワイズの口座へ着金したレートで保証されます。

レート保証があるので大丈夫ですが、為替が1円~2円と大きく動く可能性があるアメリカの雇用統計の日を含めての送金には注意をしましょう。

アメリカの雇用統計の発表は毎月第一金曜日にあります。

相場の予想が悪いのであれば、雇用統計前に送金するのも良いでしょうし、良い見込みであれば発表を待って為替レートが動いてから送金するのもありですね。

そんな見極めができれば苦労しないという話ですが、為替の掲示板などを見るだけでも参考になります。