トランスファーワイズの仕組み|海外送金の手数料が安くできる理由
- 2018.10.24
- 更新日:2020.05.03
- 海外送金のワイズとは
送金でトランスファーワイズが安いのは良いけど、どうしてそんなに安くなるの?
トランスファーワイズの海外送金手数料が安いと言われても、なぜそんなに安いのか仕組みや理由が気になりますよね。
安かろう悪かろうでは意味がありませんので、トランスファーワイズの仕組みを説明しましょう。
従来の海外送金の仕組み
まず、従来の海外送金の仕組みから理解しましょう。
銀行を使った海外送金で掛かっている送金手数料は下記が必要となります。
・TTSレートと呼ばれる銀行の独自レート
・銀行の送金手数料750円~6,000円
・中継銀行手数料 手数料10$から20$ほど
・現地銀行の受け取り手数料10$から30$ほど
TTSレートと言うのはYahooファイナンスなどに表示されているネット上にある「為替レート」ではなく、それぞれの銀行が設定している「銀行の独自レート」になります。
例えば「Yahooファイナンスで1US$=112.35」だとすると「TTSレートは1US$=114.35」だったりします。
これは、銀行の送金手数料4,000円から5,000円とは別に、最大5%ほどの見えない手数料が上乗せされているということになります。
さらに、海外送金というと送金手数料だけに意識が行ってしまいます。
しかし、送金された側の銀行でも受け取り手数料が必要になりますので、1度の送金で3ヶ所から手数料を取られていることになります。
しかし、この仕組に変革を起こしたのがトランスファーワイズの海外送金の仕組みです。
トランスファーワイズの仕組みは海外送金ではない
簡単に言ってしまえば、トランスファーワイズは海外送金しているのではなく、国内送金しているから手数料が安いのです。
例えば海外に住んでいるとこんな話に身に覚えはありませんか?
オーストラリアに住むAさんとBさんは友人です。
●オーストラリアにある日本の企業に務めているけど給料は日本円で「日本の口座」に振り込まれるAさん
●オーストラリアでワーホリとして働き給料は現地の口座に振り込まれるBさん
・Aさんは日本円から現地通貨に両替したい
Aさんは日本にある給料をオーストラリアの口座に海外送金しないといけません。
・Bさんは現地通貨から日本円に両替えしたい
Bさんは日本に帰国するのにオーストラリアの口座にあるお金を日本に海外送金しないといけません。
それならば、Aさんは日本の口座にあるお金をBさんの日本の口座に送金し、Bさんは振り込まれた日本円と同等のお金を現地でAさんに手渡すか振込すればどちらも損はしません。
そこで、世界中にいるAさんとBさんをマッチングさせる仕組みを持つのがトランスファーワイズです。
図で説明するとこうなります。
それぞれの国内で「送金したい人」と「受け取りたい人」をマッチングさせている訳ですね。
このようにトランスファーワイズは海外送金している訳ではなく、国内送金しているだけという仕組みなので大幅に送金手数料を安くすることができます。
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