セブン銀行からフィリピンへの送金が簡単で便利?手数料は安いの?

セブン銀行からフィリピンへの送金が簡単で便利?手数料は安いの?
日本からフィリピンへの送金でよく利用されているセブン銀行の海外送金サービスが簡単で便利ということですが、手数料は安いのでしょうか?

 

セブン銀行はコンビニで利用できるのでとても便利ですし、海外送金も簡単にできるのであれば気になりますね。

 

セブン銀行はフィリピンの銀行とも提携しているようなので、本当に安く送金できるのであれば是非知っておくために、どんなサービスなのかチェックしてみましょう。

 

セブン銀行からフィリピンへの送金が簡単で便利?

 

最初に、セブン銀行の海外送金がどのようなサービスなのかチェックしてみましょう。

 

まず、セブン銀行で利用できるフィリピンへの送金サービスには2種類あります。

 

●セブン銀行フィリピン送金サービス with BDO Unibank

●セブン銀行海外送金サービス WESTERN UNION

 

この2つがどう違うかと言えば「 with BDO Unibank」はフィリピンの銀行と直接提携して送金をしていて「WESTERN UNION」の方は、世界的に有名な資金移動業者である「WESTERN UNION(ウエスタンユニオン)」と提携して送金するという形です。

 

結論から言えば、どちらを利用するのが良いかと言えば手数料が安い「with BDO Unibank」ですね。

 

送金資金 BDO Unibank WESTERN UNION
1円~10,000円 950円 990円
10,001円~50,000円 1,200円 1,500円
50,001円~100,000円 1,500円 2,000円
100,001円~250,000円 2,000円 3,000円
250,001円~500,000円 2,000円 5,000円
送金上限50万 送金上限50万

 

ただし「 with BDO Unibank」は、セブン銀行のATMやセブン銀行のインターネットバンキングからは利用できず、セブン銀行の送金専用アプリ(Mobile Remit sa Pinas)からのみ対応となります。

 

この送金サービスを利用するには「セブン銀行の口座開設」と「海外送金サービス申し込み」が必要になりますね。

 

フィリピンでの受け取りは、街中のどこにでもあるBDO Unibankの支店や「M Lhuillier」や「Cebuana Lhuillier」などの資金移動業者のカウンターなどどこでも可能です。

 

ただし、送金手数料が安いので、海外送金を安くできると思ってはいけません。

 

海外送金の手数料はあくまで「送金手数料」+「両替手数料」です。

 

最初はあまり良く理解せずに「送金手数料が安い」だけで飛びついてしまうのですが、実際には日本円から外貨へ両替する際の為替レートで大きく変わります。

 

フィリピン側に銀行口座が無く、現地での受け取りは銀行以外の窓口でしたいという人は仕方ありませんが、銀行口座がある人は次でご紹介するトランスファーワイズをチェックしましょう。

 

 

フィリピンへの送金でセブン銀行とトランスファーワイズを比較

 

結果から分かりやすいように、フィリピンへの送金に使えるセブン銀行とトランスファーワイズ、ついでに海外送金手数料が安いと評判の楽天銀行の手数料を比較してみましょう。

 

●比較は2019年5月13日に行っています。

 TransferWise
トランスファーワイズ
セブン銀行
(BDO経由)
楽天銀行
送金金額100,000円100,000円100,000円
送金手数料1,153円1,500円1,750円
比較時の市場為替レート1ペソ=2.10円1ペソ=2.10円1ペソ=2.10円
TTSレート
(為替手数料)
1ペソ=2.10円1ペソ=2.13円1ペソ=2.26円
中継銀行手数料無し無し無し
受取銀行手数料無し無し無し
フィリピンで受け取れる金額46,912ペソ
(98,746円)
46,166ペソ
(97,175円)
43,474ペソ
(91,509円)
送金方法銀行口座のみBDO窓口
銀行口座以外も可
銀行口座のみ
銀行への振込手数料324円
利用する銀行による
無し無し
実質の手数料1,578円2,825円
8,491円

※手数料ソース:楽天銀行
※手数料ソース:トランスファーワイズ
※手数料ソース:セブン銀行送金アプリ

 

ものすごく大きな差とは言いませんが、トランスファーワイズの方がセブン銀行の手数料よりも約1,200円安くなりますし、楽天銀行は話にならないので置いておきましょう。

 

トランスファーワイズ口座への銀行振込手数料等も最近よくある無料振込を利用すれば約1,500円の差が開きます。

 

トランスファーワイズでもセブン銀行でも、口座開設から海外送金に掛かる手間は同じですので、フィリピン側で銀行口座があるのであれば、トランスファーワイズで送金するのがベストと言えるでしょう。

 

まとめ・セブン銀行は銀行口座がない人向け

 

結論として、セブン銀行の利用をお勧めするのは受け取り側のフィリピンに銀行口座がない人向けとなり、銀行口座があるならトランスファーワイズを利用するということになります。

 

ただ本当の話をすれば、2019年5月時点で日本からフィリピンへ一番安く送金できるのは「Worldremit」という資金移動業者で、トランスファーワイズよりもさらに200円程安くなります。

 

しかし、こちらのサイトは100%英語、日本語カスタマーサービスがない、日本で営業認可を受けていないので履行保証されないという3つの点で200円の差であればトランスファーワイズ一択で良いかと言ったところですね。