海外留学する子供への毎月の仕送りで安全で安いトランスファーワイズ
- 2018.11.18
- 更新日:2020.05.03
- 海外送金のワイズとは
ワーホリであれば現地で働きながら収入を得られるので良いですが、大学への正規留学や長期間に渡って学生ビザで海外留学する場合は仕事で収入を得るのが難しいですので、日本から毎月仕送りする必要がありますね。
海外への仕送り方法はたくさんありますが、結論から言えばトランスファーワイズを利用できる国であればトランスファーワイズ一択だと考えて良いでしょう。
ここでは、海外送金のトランスファーワイズだけでなく、気になる他の方法で海外留学へのお金の持ち方や安全で安い送金方法などチェックしてみましょう。
海外留学する子供への毎月の仕送り
海外への留学でお金を持っていく方法や日本から送金する主な方法はこれらになります。
●トランスファーワイズで送金
●現金を持って行き両替
●銀行口座を作って送金する
●海外送金業者で送金する
●クレジットカードでキャッシング
●デビットカードでATMから引き出す
●トラベルプリペイドカードでATMから引き出す
それぞれ、メリット・デメリットがあるので簡単に比較してみましょう。
トランスファーワイズが安全でダントツで手数料が安い
留学する本人が18歳以上で、長期間や年単位の海外留学であれば現地で銀行口座を作って資金移動業者のトランスファーワイズを利用するのが一番手数料が安く済むのは間違いありません。
トランスファーワイズであれば、銀行での送金に必要になる中継銀行銀行手数料、受取り銀行手数料なども必要ありませんし、一番コストが掛かる為替手数料も必要ありません。
トランスファーワイズは安全性の面でも、日本で関東財務局の認可を受けており、何かあった際の履行保障もありますし、日本語で問合せすることもできるので安心して利用することができます。
海外留学へ行く時に現金を持って行き現地で両替
留学へ行く際にまとめてお金を持っていき、現地で両替する方法は簡単と言えば簡単です。
しかし、短期の旅行などで必要最低限のお金を両替するのであれば良いですが、現地での両替は長期間の留学では現実ではない方法ですね。
多少のお金であれば良いですが、数十万単位となると持っていくのも怖いですし、渡航した初回にしか使えない手ですので意味がありません。
寮の部屋やスーツケースなどに大金を持っていると分かると、学生同士の盗難も当たり前にありますので、現地で大金を持ったまま生活を続けるのも危ないのは言うまでもありません。
基本的には、万が一クレジットカードなどを紛失しても、2ヶ月~3ヶ月ほど生活できる程度の現金があれば十分でしょう。
海外留学先の現地で銀行口座を作って送金する
長期の海外留学であれば現地で口座を作ることが出来る国が大半なので、現地で銀行口座を作れるのであればこれが一番安全な方法となりますね。
現地の語学学校に入学するような2ヶ月~3ヶ月の短期留学では難しいですが、6ヶ月以上や年単位の本格的な留学であれば、多少の手間を掛けても口座を開設する方が良いでしょう。
留学を手配している留学エージェントにその国で口座を開く方法を聞けばすぐに教えてくれますが、外国人の場合は「現地で発行されている身分証明書」「パスポート」「確認できる住所」の3つがあれば大丈夫な場合が多いです。
ただし、あくまで口座は作りますが、銀行から仕送りで送金するのは大損をしてしまうので止めておきましょう。
少なくても銀行から海外送金を行うと下記のような費用が必要になります。
◆一般的な銀行で必要になる手数料
・送金手数料
・為替レートに掛かる手数料(TTSレート)
・中継銀行手数料
・受取り銀行手数料
※必要な手数料は銀行によって違います
日本からの送金には金額によって手数料で数千円、為替手数料で数千円から数万円の手数料が掛かってしまいますので、そこで最初にご紹介した格安送金のトランスファーワイズを利用することをオススメします。
Western Unionなどの海外送金業者で仕送りする
海外送金業者といえば世界的に有名なのがWestern Union(ウエスタンユニオン)やMoney Gram(マネーグラム)です。
Western Unionはセブン銀行が提携していますし、大きな街であれば金券ショップなどでも利用できます。
日本ではMoney Gramはあまり目にすることはありませんが、enRemitが代理店として営業しています。
こういった業者は資金移動業者と呼ばれ、出稼ぎ労働者などが家族への仕送りに利用することが多く、100万円以下の送金であれば送金側も受け取り側も銀行口座無しに、お店の窓口で手続きを済ませることができるので便利です。
ただ、それらも便利なだけで送金手数料が安い訳ではありませんので、出来る限り利用は避けた方が良いですね。
◆海外送金業者での送金に必要な手数料
・送金手数料
・為替レートに掛かる手数料(非常に悪い)
送金側、受け取り側ともに、窓口の営業時間内であれば送金から着金まで10分以内で済むのは緊急の送金には非常に助かりますね。
クレジットカードを使って現地でキャッシングをする
海外で現金を入手する手段としては、手数料を最安にすることができるキャッシングです。
キャッシングは上手に利用することで、手数料を最低0.15%という低利率に抑えることができますので、使うにしても使わないにしても最低2枚は持っておくことを強くオススメします。
ただし、クレジットカードでのキャッシングは下記のような注意点もあります。
●18歳以下は家族カードでもクレジットカードを作ることができない
●キャッシングは借金と同じ意味
●JCBとMasterカード以外のブランドは為替手数料が高い
一番の注意点は、引き出せるお金はキャッシング枠に左右され、しっかりと返済していても短期間に何度もキャッシングしていたり、キャッシングの額が大きいとローンなどをする時に信用度(クレジットスコア)が下がる可能性があるということです。
しかし、それとは反対に1ヶ月に1回、2回程度のキャッシングで遅延も何もなくしっかりと返済していれば、クレジットスコアが上がり、ローンの審査などが通りやすくなる面もあります。
無闇に使うのは良くありませんが、間隔を開けてしっかりと返済すればクレジットカードでのキャッシングは2番目にオススメです。
デビットカードで現地のATMから引き出す
日本の銀行でデビットカードを作成すれば、海外のATMで日本の銀行口座からお金を引き出すことができます。
無いお金を引き出すことができるクレジットカードでのキャッシングと違い、口座にあるお金だけしか引き出せません。
デビットカードであれば、無駄に使い過ぎることも防げるのが良いです。
必要になれば日本で家族に口座へ振り込んで貰えば良いだけなので、ショッピングにも利用できて便利なカードと言えます。
また、デビットカードであればほぼ審査もなく15歳程度から作成することができます。
◆デビットカードで現金を引き出すのに必要な手数料
・為替手数料(TTSレート)
・ATM利用手数料
・海外ATM利用手数料
※ATM手数料の有無は銀行によって変わります。
ただし、デビットカードは海外送金を簡単にすることはできますが、必要な手数料はまったく安くありません。
キャッシュパスポートなどで現地ATMから引き出す
トラベルプリペイドカードは銀行口座などではなく、カード自体に入金して利用する海外専用のカードです。
キャッシュパスポートであれば1枚で9ヶ国、米ドル、ユーロ、イギリスポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドルの通貨が利用でき、それぞれの国で現地通貨を引き出すことができます。
デビットカードと似たようなシステムですが、銀行口座でもないので子供でも作れるところが大きな特徴です。
デビットカードのように、日本で信任された家族がカードにチャージすることもできますし、楽天銀行などオンラインバンクから自分でチャージすることもできますので、海外留学で所持するのに勧めている人も多いです。
ただ、年齢さえ問題なければデビットカードの方が手数料が安いので、キャッシュパスポートのようなトラベルプリペイドカードはオススメではありません。
◆トラベルプリペイドカードで必要な手数料
・入金手数料 1%
・銀行からカードへの入金にかかる振込手数料
・ATM手数料 200円
・海外ATM手数料 2$~5$
・マスターカードの当日標準決済レートまたは政府指定のレートに4%を乗じたレート
これだけ手数料が高いのにキャッシュパスポートが支持されている理由が私には分かりません。
海外への仕送りにはトランスファーワイズ・まとめ
何度でも言いますが、海外留学先の現地で銀行口座を開けるのであれば、仕送りはトランスファーワイズ以外に選択肢は無いと言っても良いでしょう。
例えば、日本からアメリカへ銀行を使って30万円を送金するのと、トランスファーワイズを使って送金するのとでは手数料に100ドル近い差が出てしまいます。
トランスファーワイズは口座開設無料、口座維持費無料と口座を持っていても何の負担にもなりませんので、仕送りで必要なときだけ利用すれば良いですね。
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