SMBCとトランスファーワイズの手数料を比較
- 2020.05.13
- 海外送金手数料を比較
日本から海外の送金はSMBC(三井住友銀行)が安いですが、他にも送金が安い方法ってありますか?
大手の銀行の中では日本から海外への送金がダントツで安いので、海外送金に利用されているのがSMBC(三井住友銀行)ですね。
しかし、日本から海外の送金で手数料が一番安いのかと言われればそれはありません。
海外送金の手数料が驚きの安さのトランスファーワイズ(SMBC(三井住友銀行)TransferWise)を比べるとどれくらい違うのかチェックしてみましょう。
●日本からイギリスへの送金
●日本からオーストラリアへの送金
●日本からアメリカへの送金
これらの、国へ日本から送金するのに必要な手数料をSMBC(三井住友銀行)とトランスファーワイズ(TransferWise)を比較してみました。
SMBCとトランスファーワイズの手数料を比較
基本として、トランスファーワイズと日本にあるSMBCの口座からオンラインバンクを使って送金します。
もちろん、トランスファーワイズ、SMBCともに、海外に自分の口座や利用できる振込先の口座があることが前提です。
国によりますが、トランスファーワイズの場合は無料で海外に口座を作ることができるボーダレス口座があります。
海外にいるけど通常の口座が作れない人はチェックしてみて下さい。
SMBCでイギリスへ送金
日本にある自分の口座から3ポンドとしてイギリスで受取りたい場合。
日本から誰かの口座に振り込みたい場合。
SMBC(三井住友銀行)とトランスファーワイズの比較です。
比較した2020年5月1日の市場の為替レートは1GBP=133.58円、30万円で2,245.69GBPです。
SMBC(三井住友銀行) | トランスファーワイズ | |
---|---|---|
送金額 | 300,000円 | 300,000円 |
為替レート | 1GBP=133.58円 | 1GBP=133.58円 |
TTSレート (上乗せ) | 1GBP=135.64円 (上乗せ2.06円) | 1GBP=133.58円 (上乗せなし) |
送金手数料 | ネット 6,000円 | 1,941円 (送金額で変動) |
海外送金できる費用 | 294,000円 | 298,059円 |
中継銀行手数料 | 必要な場合有り | 無し |
受取り銀行手数料 | 必要な場合有り | 無し |
振込手数料 | 無し | 銀行による 三菱UFJ 324円(オンライン) |
受取れるポンドの総額 | 2,167.42GBP | 2,231.16GBP |
※TTSレートはその日の為替状況によって変動します。
SMBCと比べるとトランスファーワイズ(TransferWise)は63.74ポンド(約8,514円)多く受け取れますね。
ポンドの場合は送金限度額の100万円を送金したとしても、トランスファーワイズの方が新生銀行より断然手数料が安いです。
SMBCでオーストラリアへ送金
日本にある自分の口座からオーストラリアドルとしてオーストラリアで受取りたい場合。
日本から誰かの口座に振り込みたい場合。
SMBC(三井住友銀行)とトランスファーワイズの比較です。
比較した2020年5月1日の市場の為替レートは1AUD=68.62円です。
SMBC(三井住友銀行) | トランスファーワイズ | |
---|---|---|
送金額 | 300,000円 | 300,000円 |
為替レート | 1AUD=68.62円 | 1AUD=68.62円 |
TTSレート (上乗せ) | 1AUD=69.86円 (上乗せ2.06円) | 1AUD=68.62円 (上乗せなし) |
送金手数料 | ネット 6,000円 | 1,940円 (送金額で変動) |
海外送金できる費用 | 294,000円 | 298,059円 |
中継銀行手数料 | 必要な場合有り | 無し |
受取り銀行手数料 | 必要な場合有り | 無し |
振込手数料 | 無し | 銀行による 三菱UFJ 324円(オンライン) |
受取れる豪ドルの総額 | 4,208.05AUD | 4,343.63AUD |
※TTSレートはその日の為替状況によって変動します。
新生銀行と比べるとトランスファーワイズ(TransferWise)は135.58オーストラリアドル(約9,303円)多く受け取れますね。
オーストラリアドルの場合は送金限度額の100万円を送金したとしても、トランスファーワイズの方が新生銀行より手数料が安いです。
SMBCでアメリカへ送金
日本にある自分の口座からアメリカドルとしてアメリカで受取りたい場合。
日本から誰かの口座に振り込みたい場合。
SMBC(三井住友銀行)とトランスファーワイズの比較です。
この日の米ドルは1USD=106.91円です。
SMBC(三井住友銀行) | トランスファーワイズ | |
---|---|---|
送金額 | 300,000円 | 300,000円 |
為替レート | 1USD=106.91円 | 1USD=106.91円 |
TTSレート (上乗せ) | 1USD=107.43円 (上乗せ0.52円) | 1USD=106.91円 (上乗せなし) |
送金手数料 | ネット 6,000円 | 2,009円 (送金額で変動) |
海外送金できる費用 | 294,000円 | 297,991円 |
中継銀行手数料 | 必要な場合有り | 無し |
受取り銀行手数料 | 必要な場合有り | 無し |
振込手数料 | 無し | 銀行による 三菱UFJ 324円(オンライン) |
受取れる米ドルの総額 | 2,736.62USD | 2,787.31USD |
※TTSレートはその日の為替状況によって変動します。
米ドルの場合は、他の通貨ほど大きな差は開きませんね。
それでも、SMBCと比べるとトランスファーワイズ(TransferWise)は50.69USドル(約5419円)多く受け取れます。
米ドルの場合は送金限度額の100万円を送金すると、更に新生銀行とトランスファーワイズの送金手数料の差が大きくなりますね。
SMBCプレスティアで海外への送金ならもっと安い?
大手銀行の中では海外への送金が安いと言われているSMBC(三井住友銀行)には2種類の口座が提供されています。
ここまで比較でご紹介していたのは通常の口座ですが、もう一つ「SMBC信託銀行プレスティア」という口座がありますね。
このSMBCプレスティアは元シティバンクなので、大手銀行の中では海外送金が最安として使われますし、確かに海外送金手数料が安いです。
ただ、プレスティアで口座が開設できたとしてもトランスファーワイズの方が送金手数料が安いことには変わりありませんので利用価値は低いと言えるでしょう。
SMBCとトランスファーワイズの口座開設はどっちが簡単?
SMBCは日本の銀行でトランスファーワイズは資金移動業者です。
ただ、どちらも日本でお金を扱う業務を行う以上は口座開設の方法に違いはありません。
●マイナンバーカードやマイナンバーお知らせカード
●本人確認のために運転免許証などの身分証明書
●居住確認が出来る住所
この3点が揃っていて、申込みに不備がなければ口座開設申込みから開設まではどちらも5営業日から10営業日ほどですね。
また、SMBCもを大都市圏を除けば県庁所在地周辺くらいにしか実店舗はありません。
基本として、トランスファーワイズと同じオンライン手続きになり、この点でもどちらも同じと言って良いでしょう。
SMBCとトランスファーワイズはどちらが安全?
海外へ送金する場合は、多くの人が「大金を預けるのに銀行の方が安心」という理由で手数料の高い銀行を利用しますね。
しかし、トランスファーワイズも日本の金融庁から民間金融機関等の検査・監督を委任されている関東財務局から認可を受けている会社です。
同じ認可を受けている会社はソフトバンクペイメントサービス、NTTドコモなど日本の有名企業ばかりですのでトランスファーワイズが怪しいと言うのは間違いです。
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