フィリピンへの送金にはGCASHとenRemitどちらの手数料が安い?

フィリピンへの送金にはGCASHとenRemitどちらの手数料が安い?

 

フィリピンへ送金する方法はいくつかありますが、今回はその中でも手数料が安いと言われる「enRemit エンレミット」と「GCASH ジーキャッシュ」を比較してみます。

 

enRemitはネット広告も多く、知っている人が増えていますが、GCASHはあまり聞くこともありませんのでチェックしてみましょう。

 

GCASHはフィリピン専門の送金サービス

 

海外への送金でGCASHをあまり聞くことが無いのは、フィリピン専門の送金サービスだからです。

 

一般のフィリピン人は銀行口座を持たない(持てない)ので、仕送りやフィリピン彼女へのお小遣いなど少額の現金送金サービスで利用されることが多いです。

 

マイナーな資金移動業者なので、不安を感じるかも知れませんが、GCASHは日本のソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社とフィリピンの大手通信会社Globe Telecomの子会社と提携して提供している出処もまったく問題ないサービスです。

 

 

GCASHの安全性は?

 

GCASHは日本で関東財務局の認可を受けているしっかりとした業者ですので問題ありません。

 

認可を受けいているということは、履行保証金を法務局に供託しているということですので、万が一、倒産した場合でも、預けた資金は供託金から払い戻しされます。

 

また、カスタマーサービスも日本語対応ですし、10:00~21:30まで365日いつでも稼働しているのも大きな安心材料です。

 

enRemitはMoneyGramと提携している

 

enRemitはMoneyGramという海外では有名な資金移動業者と提携していて、世界200ヶ国以上に海外送金ができます。

 

フィリピンでは電子マネーとしても使えるGCASHの方が良く利用されていますが、世界規模で見ればMoneyGramはWestern Unionについで利用されています。

 

enRemitも日本で関東財務局の認可を得て運営していますので、GCASHと同じく安全性には問題ありません。

 

GCASHとenRemitのフィリピンへの送金手数料を比較

 

それでは、GCASHとenRemitの送金にかかる手数料を比較してみましょう。

 

 GCASHenRemit
(MoneyGram)
送金額100,000円100,000円
送金手数料1,350円1,380円
為替レート
Yahooなどの当日レート
1円= 0.4620PHP1円= 0.4620PHP
TTSレート
(上乗せ)
1円= 0.4531 PHP1円=0.4588 PHP
為替差で発生する手数料890PHP
(約1,924円)
320PHP
(約692円)
振込手数料銀行による窓口無料
銀行による
10万円分を受け取るために必要な総額101,350円101,380円
手数料合計3,274円+振込手数料2,072円+振込手数料

結果としてenRemitの方が1,000円ほど安いですね。

 

GCASHは電子マネーとして送金することが出来るので、電子マネーを利用している受け取り側にとって楽なのですが、実はenRemitでもGCASH経由の電子マネーで送金できます。

 

どちらもオンラインで手続きが済みますし、送金にかかる日数は最短で10分以内です。

 

現地に銀行口座があるのであればトランスファーワイズを利用した方が断然安いですが、銀行口座がないのであればenRemitを利用するのが良いですね。