新生銀行とトランスファーワイズの手数料を比較
- 2020.04.30
- 更新日:2020.05.03
- 海外送金手数料を比較
日本から海外の送金は新生銀行が安いって言われますが、他にも送金が安い方法ってありますか?
日本では海外への送金が安いと評判でよく利用されている新生銀行ですが、手数料が一番安いのかと言われればそんなことはありません。
ここでは、国際送金手数料が安いと言われる新生銀行と海外送金の手数料が驚きの安さのトランスファーワイズ(TransferWise)を比べるとどれくらい違うのかチェックしてみましょう。
●日本からイギリスへの送金
●日本からオーストラリアへの送金
●日本からアメリカへの送金
これらの、国へ日本から送金するのに必要な手数料を新生銀行とトランスファーワイズ(TransferWise)を比較してみました。
新生銀行とトランスファーワイズの手数料を比較
基本として、トランスファーワイズと日本にある新生銀行の口座からオンラインバンクを使って送金します。
もちろん、トランスファーワイズ、新生銀行ともに、海外に自分の口座や利用できる振込先の口座があることが前提です。
国によりますが、トランスファーワイズの場合は無料で海外に口座を作ることができるボーダレス口座があります。
海外にいるけど通常の口座が作れない人はチェックしてみて下さい。
新生銀行でイギリスへ送金
日本にある自分の口座から30万円をポンドとしてイギリスで受取りたい場合や日本から誰かの口座に振り込みたい場合の新生銀行とトランスファーワイズの比較です。
比較した2020年4月30日の市場の為替レートは1GBP=132.782円、30万円で2,258.10GBPです。
新生銀行 | トランスファーワイズ | |
---|---|---|
送金額 | 300,000円 | 300,000円 |
為替レート | 1GBP=132.78円 | 1GBP=132.78円 |
TTSレート (上乗せ) | 1GBP=136.49円 (上乗せ3.71円) | 1GBP=132.78円 (上乗せなし) |
送金手数料 | ネット 2,000円 | 1,941円 (送金額で変動) |
海外送金できる費用 | 298,000円 | 298,059円 |
中継銀行手数料 | 無し | 無し |
受取り銀行手数料 | 無し | 無し |
振込手数料 | 無し | 銀行による 三菱UFJ 324円(オンライン) |
受取れるポンドの総額 | 2,183.31GBP | 2,244.73GBP |
※TTSレートはその日の為替状況によって変動します。
新生銀行と比べるとトランスファーワイズ(TransferWise)は61.42ポンド(約8,153円)多く受け取れますね。
ポンドの場合は送金限度額の100万円を送金したとしても、トランスファーワイズの方が新生銀行より断然手数料が安いです。
新生銀行でオーストラリアへ送金
日本にある自分の口座から30万円をオーストラリアドルとしてオーストラリアで受取りたい場合や日本から誰かの口座に振り込みたい場合の新生銀行とトランスファーワイズの比較です。
比較した2020年4月30日の市場の為替レートは1AUD=69.88円、30万円で4,291.50AUDです。
新生銀行 | トランスファーワイズ | |
---|---|---|
送金額 | 300,000円 | 300,000円 |
為替レート | 1AUD=69.88円 | 1AUD=69.88円 |
TTSレート (上乗せ) | 1AUD=71.76円 (上乗せ1.88円) | 1AUD=69.88円 (上乗せなし) |
送金手数料 | ネット 2,000円 | 1,940円 (送金額で変動) |
海外送金できる費用 | 298,000円 | 298,060円 |
中継銀行手数料 | 無し | 無し |
受取り銀行手数料 | 必要な場合有り | 無し |
振込手数料 | 無し | 銀行による 三菱UFJ 324円(オンライン) |
受取れる豪ドルの総額 | 4,152.73AUD | 4,265.06AUD |
※TTSレートはその日の為替状況によって変動します。
新生銀行と比べるとトランスファーワイズ(TransferWise)は112.73オーストラリアドル(約7,849円)多く受け取れますね。
オーストラリアドルの場合は送金限度額の100万円を送金したとしても、トランスファーワイズの方が新生銀行より手数料が安いです。
新生銀行でアメリカへ送金
日本にある自分の口座から30万円をアメリカドルとしてアメリカで受取りたい場合や日本から誰かの口座に振り込みたい場合の新生銀行とトランスファーワイズの比較です。
この日の米ドルは1USD=106.53円、30万円で2,815.20USDです。
新生銀行 | トランスファーワイズ | |
---|---|---|
送金額 | 300,000円 | 300,000円 |
為替レート | 1USD=106.535円 | 1USD=106.535円 |
TTSレート (上乗せ) | 1USD=107.76円 (上乗せ1.22円) | 1USD=106.535円 (上乗せなし) |
送金手数料 | ネット 2,000円 | 2,009円 (送金額で変動) |
海外送金できる費用 | 298,000円 | 297,991円 |
中継銀行手数料 | 無し | 無し |
受取り銀行手数料 | 必要な場合有り | 無し |
振込手数料 | 無し | 銀行による 三菱UFJ 324円(オンライン) |
受取れる米ドルの総額 | 2,765.4USD | 2,797.1USD |
※TTSレートはその日の為替状況によって変動します。
米ドルの場合は、他の通貨ほど大きな差は開きませんね。
それでも、新生銀行と比べるとトランスファーワイズ(TransferWise)は31.7USドル(約3,377円)多く受け取れます。
米ドルの場合は送金限度額の100万円を送金すると、更に新生銀行とトランスファーワイズの送金手数料の差が大きくなりますね。
新生銀行とトランスファーワイズの口座開設はどっちが簡単?
新生銀行は日本の銀行でトランスファーワイズは資金移動業者です。
ただ、どちらも日本でお金を扱う業務を行う以上は口座開設の方法に違いはありません。
●マイナンバーカードやマイナンバーお知らせカード
●本人確認のために運転免許証などの身分証明書
●居住確認が出来る住所
この3点が揃っていて、申込みに不備がなければ口座開設申込みから開設まではどちらも5営業日から10営業日ほどですね。
また、新生銀行も大都市圏を除けば実店舗はありませんので、トランスファーワイズと同じオンライン手続きになり、この点でもどちらも同じと言って良いでしょう。
新生銀行とトランスファーワイズはどちらが安全?
海外へ送金する場合は、多くの人が「大金を預けるのに銀行の方が安心」という理由で手数料の高い銀行を利用しますね。
しかし、トランスファーワイズも日本の金融庁から民間金融機関等の検査・監督を委任されている関東財務局から認可を受けている会社です。
同じ認可を受けている会社はソフトバンクペイメントサービス、NTTドコモなど日本の有名企業ばかりですのでトランスファーワイズが怪しいと言うのは間違いです。
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