ニュージーランドから日本への送金に手数料が安い方法|3社を比較!
- 2018.11.06
- 更新日:2020.05.03
- 海外送金手数料を比較
ニュージーランドから日本へ送金する方法で手数料が安くて安全な方法って何がある?
海外移住やワーホリなどで稼いだニュージーランドドルを日本円にしたい時に悩むのが日本への送金方法です。
そこで、ニュージーランドから日本へ送金する方法として「TransferWise(トランスファーワイズ)」「MoneyGram」「Nzdaisuki.com」の3社で掛かる送金手数料を比較してみました。
せっかく貯めたお金なのに送金で手数料を多く取られると悲しいですし、送金時の両替レートが悪いとそれだけで稼いだ給料が数%OFFになってしまいますので、ニュージーランドから日本への送金方法と送金手数料についてしっかりとチェックしてみましょう。
ちなみに、日本からニュージーランドへの送金も同じ手段で安く出来る方法をご紹介しています。
ニュージーランドから日本への送金に手数料が安い方法
基本的なこととしてニュージーランドへの送金をするのにはニュージーランドの銀行口座が必要になります。
この記事にたどり着いたということは、すでに現地でワーホリや仕事などで銀行口座を持っている人だと思いますが、銀行口座が無い場合はまず銀行口座を開くか、トランスファーワイズでボーダレス口座を開設しましょう。
現地で銀行口座を開くとなると手続きなどが難しいイメージがありますが、実際には書類さえ揃っていればとても簡単ですし、銀行で口座を開設するのも良い経験になるでしょう。
トランスファーワイズとMoneyGramの手数料を比較
まず、結論としてニュージーランドの銀行から日本の銀行に送金するのは、日本の大手銀行からニュージーランドに送金するのと同じくらい手数料が高くなるので止めておきましょう。
それでは、30万円をニュージーランドから日本に送金した場合の手数料を資金移動業者の「TransferWise(トランスファーワイズ)」。
ウエスタンユニオンと並んで世界的に利用されている「MoneyGram」。
ニュージーランドの留学、移住などを手がける日本の代理店「NZdaisuki.com」の3社で比較してみましょう。
トランスファーワイズ | NZdaisuki.com | MoneyGram | |
---|---|---|---|
日本円受取額 | 300,000円 | 300,000円 | 300,000円 |
ネットの為替レート | 1NZD=75.34円 | 1NZD=75.34円 | 1NZD=75.34円 |
TTSレート (為替手数料) | 1NZD=75.34円 (為替手数料無し) | 1NZD= 71.65円 (為替手数料 3.69円) | 1NZD= 70.77円 (為替手数料 4.57円) |
為替差で発生する 手数料 | 無し | 212.02NZD (15,973円) | 263.24NZD (19,832円) |
30万円を受け取る為に 必要な送金額 | 4,000.62 NZD | 4187.02NZD | 4,348.54 NZD |
送金手数料 | 22.15 NZD (0.45%の手数料 + $ 4.25 NZD) | 無料 | 110.00 NZD |
振込手数料 | 銀行による | 銀行による | 無し |
手数料合計 | 22.15 NZD+振込手数料 | 212.02 NZD+振込手数料 | 373.24NZD |
※TTSレートは為替状況により変わります。
MoneyGramやNZdaisuki.comも銀行と比べれば手数料が良いのですが、トランスファーワイズの手数料はかなり安いことが分かりますね。
3社ともに中間銀行手数料、受取り手数料は必要ありませんが、MoneyGramとNZdaisuki.comの2社の場合はTTSレートの為替手数料という隠れコストがありますので、トランスファーワイズの方が断然手数料が安いですね。
トランスファーワイズをおすすめする理由は?どうして手数料が安いの?
トランスファーワイズがどんな会社かと言えば、海外送金のための資金移動業者として、毎月3億ポンド(約440億円)の海外送金を行っている企業です。
日本では2016年9月から営業を始め、関東財務局の認可を受けている正式な業者ですので、日本の法律に沿った安心できる資金移動業者です。
さらに、トランスファーワイズは世界的に見て認可を受けるのが困難とされるイギリスの英国金融行動監視機構(FCA)から2011年に認可を受けています。
このイギリスの認可を取得した企業というだけで、企業として一定以上の信用性があると言われています。
トランスファーワイズの手数料が安い理由は簡単です。
例えば、ニュージーランドに住んでいて日本から送金したい場合は、オンラインバンクなどを利用して日本にある銀行口座から日本にあるトランスファーワイズの口座に送金します。
すると、ニュージーランドにあるトランスファーワイズの口座からニュージーランドにある自分の口座へ送金されるという仕組みです。
どちらもトランスファーワイズの口座で移動しているだけで海外送金ではなく、国内送金をしているだけなので、手数料が圧倒的に安くできるということです。
トランスファーワイズの安全性について、詳しくはこちらの記事をどうぞ。
トランスファーワイズが利用できる条件
トランスファーワイズは送金国と受取り国の両方に銀行口座が無いと利用することができません。
日本の口座は自分の口座、家族、または友人など誰でも良いので問題無いと思いますが、ニュージーランドに口座が作れない人は信用できる人に代理で送金をしてもらうなどしないといけませんね。
ただ、ニュージーランドの場合は、ワーホリでも比較的簡単にANZbankやKiwibankの口座を開設することができますので、ニュージーランドで給料を得ている人であれば持っているでしょう。
どうしても、口座が作れない上に、信用できる相手がいない場合は、MoneyGramやウエスタンユニオンを利用するのが良いですが手数料が高くなりますね。
その場合は、両替所でニュージーランドドルを日本円に買い戻すのが手数料としては一番良いでしょう。
100万円以上を日本に持ち込む場合は申請が必要ですが、それによって税金が取られたり、しつこく理由を聞かれたりすることもありません。
ニュージーランドでオススメの銀行口座
ニュージーランド在住の友人の情報では、ワーホリや留学で利用する際にニュージーランドでオススメの口座はANZ bankかKiwibankのどちらかです。
理由としては、一般的な銀行では口座維持費やATM使用料が掛かってしまいますが、ANZ BankとKiwibankの2社はそういった手数料が必要無いからですね。
また、他の銀行ではワーホリでは開設出来なかったり、住所確認が厳しいですが、ANZ BankとKiwibankの2社はその辺りが緩いので開設のハードルが低いとのことです。
■ニュージーランドの銀行口座開設に必要な書類・資料
●パスポート
●ビザのコピー
●住所と本人の名前が記載された書類いずれか一つ
・電気代や水道代などの請求書
・学校から送付された書類(ホストファミリーの名前や住所が記載されているものなど)
・賃貸契約書
・自動車登録証など
※ANZ Bankであればバックパッカー宿などでもオーナーから長期滞在するという署名を貰えば大丈夫な場合もあるそうです。
●マイナンバー
総合するとANZ Bankが色々と1番お手軽なのでオススメと言えますが、口座開設手続きの予約をしてから長いと1週間ほどは待つことになるということなので、時間には余裕を持って手続きをした方が良いですね。
ニュージーランドから日本へ送金する際の限度額
ニュージーランドからトランスファーワイズを利用して日本に送金する際の限度額は下記の通りです。
デビット/クレジットカード: 10,000NZD
デビット/クレジットカードを送金に利用した場合は、手数料が別途で1.8%必要になりますので、可能な限り銀行振り込みを利用しましょう。
ニュージーランドから日本へ送金する際に必要な日数
ニュージーランドから日本に送金する際の日数は、送金2回目からは最大2営業日ですが、トランスファーワイズの口座へ送金するタイミングや送金方法により変わります。
ニュージーランドの場合はトランスファーワイズ口座への着金確認に掛かる時間は1営業日です。
2回目からの送金からは着金確認から24時間以内に済むのが平均的な時間です。
ニュージーランドから日本の送金で為替レートは保証される?
ニュージーランドから日本への送金には48時間のレート保証が適用されます。
送金先によって1営業日になる場合がありますが日本は2営業日です。
アメリカの雇用統計の発表は毎月第一金曜日にあります。
ニュージーランドも雇用統計の発表が定期的にありますが、小さな国ですのでよほどのことが無い限りそれほど大きく動くことはありません。
相場の予想が悪いのであれば、雇用統計前に送金するのも良いでしょうし、良い見込みであれば発表を待って為替レートが動いてから送金するのもありですね。
そんな見極めができれば苦労しないという話ですが、為替の掲示板などを見るだけでも、参考になります。
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