銀行口座が無い?日本からアメリカへの海外送金にはゆうちょ銀行?

銀行口座が無い?日本からアメリカへの海外送金にはゆうちょ銀行?

 

日本からアメリカに送金したいけど、アメリカに銀行口座がまだありません。

銀行口座無しの送金はゆうちょ銀行でできる?

 

アメリカでの留学やワーキングホリデーなどで、現地の生活費を日本から送金する方法として、ゆうちょ銀行や新生銀行が利用されていますが、本当に海外送金手数料は安いのでしょうか?

 

そこで、日本からアメリカへの送金をするために、新生銀行やゆうちょの手数料だけでなく、格安の手数料で海外送金ができることで世界的にサービスが拡大しているトランスファーワイズも比較してみましょう。

 

ゆうちょ銀行で日本からアメリカへの送金手数料

 

まず、ゆうちょ銀行のオンラインバンキング「ゆうちょダイレクト」を利用して日本からアメリカに送金する際の手数料と格安の海外送金で世界中に拡大しているトランスファーワイズの手数料を比較してみましょう。

 

 ゆうちょ銀行トランスファーワイズ
送金額300,000円300,000円
送金手数料ネット 2,000円1,740円
(両替額の0.55% + ¥ 100)
海外送金できる費用298,000円298,260円
為替レート1USD=112.96円1USD=112.96円
TTSレート
(上乗せ)
1USD=113.79円
(上乗せ0.83円)
1USD=112.96円
(上乗せなし)
米ドル受取額2618.85USD2,641.69USD
為替差で発生する
手数料
18.45USD
(2,084円)
無し
中継銀行手数料無し
手数料無料該当国
無し
受取り銀行手数料銀行による無し
振込手数料無し銀行による
三菱UFJ 324円(オンライン)
手数料合計4,084円2,064円

※為替手数料(TTSレート)は為替状況により変動しますので一定ではありません。

 

30万円を送金した時の手数料はトランスファーワイズの方が2,000円程安いという結果になりました。

 

ただ、2,000円くらいの差であればベンチャー企業のトランスファーワイズよりも、信頼性の高いゆうちょ銀行を利用する人が多そうですね。

 

少額送金であれば、最悪なにかあっても仕方ないと利用するかも知れませんが、数十万、数百万単位となると、より信頼性の高いゆうちょ銀行を選ぶ気持ちはよく分かります。

 

しかし、トランスファーワイズの信頼性という点で言えば「楽天」「ドコモ」「LINE」などの大企業が関東財務局から得ている営業の認可と同じです。

 

日本の法律下で営業している企業ですので、履行保証もありますし、安心して利用して問題ないと言えるでしょう。

 

 
 

 

アメリカに銀行口座が無い場合はゆうちょ銀行で住所宛送金

 

海外生活を始めたばかりであったり、まだ銀行口座を開設できる準備が整っていないけど日本からアメリカに送金する必要がある場合は、住所宛に送金できるゆうちょ銀行が便利ですね。

 

ゆうちょ銀行からアメリカの住所宛に30万円送金する場合は以下が必要です。

 

●窓口での送金手続き手数料 一律5,000円

●為替手数料(TTSレート)1USD=113.79円(上乗せ0.83円)
※この日の為替レート=1USD=112.96円

●EMS送料 2,000円
※アメリカの住所へ送金する場合は、差出人が為替証書を宛先に送付する

 

受取人が30万円分の米ドルを受け取るには307,000円になります。

 

為替手数料で0.83円の手数料が上乗せされているので、19.37USD(2,188円)が隠れコストとして含まれています。

 

合計で言えば、30万円の送金に対して9,188円(約3%)の手数料が必要になるということですね。

 

アメリカに口座が無い場合に使えるMoneyGramの手数料は?

 

アメリカに口座が無い場合に使えるもう一つの手段はウエスタンユニオンやマネーグラムといった海外送金業者を利用する方法です。

 

日本ではそれほど利用されていませんが、両社とも海外はかなり頻繁に利用されている送金サービスです。

 

マネーグラムからアメリカに30万円送金する場合は以下が必要です。

 

●海外送金手数料:30万円の場合3,980円
※送金金額による●為替手数料(TTSレート):115.32円
※この日の為替レート=1USD=113.79円

 

総額の海外送金手数料だけみるとお手頃に見えますが、為替手数料で1.53円の手数料が隠れコストとして含まれているので、手数料としてはかなり高いです。

 

マネーグラムはウエスタンユニオンよりも手数料が少し安いですので、両社ともに海外送金で利用するのはどうしようも無い場合の最終手段と言えるでしょう。