オーストラリアから日本への送金が簡単で安いWise旧トランスファーワイズ
- 2018.11.04
- 更新日:2021.04.11
- 海外送金手数料を比較
オーストラリアでメジャーな「Commonwealth Bank」や「ANZ」などもありますが、日本の銀行と同じで手数料も安くありません。
そこで、オーストラリアから日本に送金して日本円を得るのに手数料が安いWise(ワイズ)・旧トランスファーワイズがおすすめです。
世界中で利用されているMoneyGramの手数料と比べてチェックしてみましょう。
オーストラリアから日本への送金
オーストラリアから日本への送金はいくつかの方法があります。
・メジャーな銀行を利用する
オーストラリアの銀行「National Australia Bank」「Commonwealth Bank」「ANZ」などを利用して送金する。
・ノンバンクのOFXやTorFX Australiaを利用する
ノンバンク系でもOFXは$10,000以上であれば海外送金手数料が無料になるので、一般の銀行口座を持てない人には便利ですね。※両替手数料は高い
・WesternUnionやMoneyGramを利用する
送金側も受け取り側も銀行口座が無くても利用でき、営業時間内であれば送金から着金まで数分という非常に便利なサービスです。
しかし、これらの海外送金よりも断然便利で、手数料が安く済むのがWise(ワイズ)・旧トランスファーワイズです。
ワイズをおすすめする理由は?どうして手数料が安いの?
ワイズがどんな会社かと言えば、海外送金のための資金移動業者です。
2021年4月時点で、毎月約6,000億円の海外送金を行っている企業です。
日本では2016年9月から営業を始め、関東財務局の認可を受けている正式な業者です。
認可を受けているということは履行保証など、日本の法律に沿った安心できる資金移動業者ですね。
さらに、ワイズは世界的に見て認可を受けるのが困難とされるイギリスの英国金融行動監視機構(FCA)から2011年に認可を受けています。
このイギリスの認可を取得した企業というだけで、企業として一定以上の信用性があると言われています。
ワイズの手数料が安い理由
例えば、オーストラリアに住んでいてワイズを使って日本から送金したい場合。
オンラインバンクなどを利用して日本にある銀行口座から日本にあるワイズの口座に送金します。
すると、オーストラリアにあるワイズの口座からオーストラリアにある自分の口座へ送金されるという仕組みです。
要は、ワイズでは国内送金をしているだけなので、手数料が圧倒的に安くできるということです。
安全性について、詳しくはこちらの記事をどうぞ。
→オーストラリアから日本への送金が簡単で安いワイズ
ワイズとMoneyGramの手数料を比較
それでは、30万円分のオーストラリアドルをオーストラリアから日本に送金した場合の手数料をワイズとMoneyGramで比較してみましょう。
トランスファーワイズ | MoneyGram | |
---|---|---|
日本円受取額 | 300,000円 | 300,000円 |
ネットの為替レート | 1AUD=79.36円 | 1AUD=79.36円 |
TTSレート (為替手数料) | 1AUD=79.36円 (為替手数料無し) | 1CAD= 75.73円 (為替手数料 3.9円) |
為替差で発生する 手数料 | 無し | 184.88AUD (14,672円) |
30万円を受け取る為に 必要な送金額 | 3,804.64 AUD | 4,151.28 AUD |
送金手数料 | 25.67 AUD | 190.00 AUD |
振込手数料 | 銀行による | 無し |
手数料合計 | 25.67 AUD+振込手数料 | 374.88AUD |
※TTSレートは為替状況により変わります。
※ソース:MoneyGram手数料シミュレーター
※ソース:ワイズ手数料シミュレーター
MoneyGramも銀行と比べれば多少は手数料が良いのです。
しかし、TTSレートが非常に悪いのでワイズの手数料はかなり安いことが分かりますね。
銀行では送金手数料以外に、TTSレートの為替手数料、中間銀行手数料、受取り手数料などが必要になります。
これは、気づかない内に取られている人が多い隠れコストとも呼ばれます。
ちなみに、ワイズはほぼ市場レートと同じで、表示された手数料以外一切掛かりません。
ワイズとオーストラリア銀行を比較
オーストラリアの金融機関やペイパルを含めて、送金手数料を比較するのはワイズのサイト上でできるので簡単です。
オーストラリアから日本の銀行へ10,000AUD送金するのに必要な手数料です。
2番目に手数料が安いオーストラリアのANZとワイズを比較しても29,121円も受け取れる額が違います。
海外送金手数料がたった499円で安いと言われているPaypal。
Paypalは手数料が安くても為替レートが悪すぎてかなり損をすることになるのがすぐにバレてしまいますね。
送金にワイズが利用できる条件
ワイズは基本的に、送金国と受取り国の両方に銀行口座があることが条件となります。
オーストラリアから送金するのであれば、オーストラリアと日本の両方に銀行の口座が必要です。
日本の口座は自分の口座、家族、または友人など誰でも良いので問題無いでしょう。
しかし、オーストラリアの口座が無いという人もいると思います。
そんな時は、オーストラリアであればワイズのマルチカレンシー口座が開設できますので、それを利用すると良いですね。
マルチカレンシー口座は日本でも無料で作ることができます。
日本にいるのであればワイズのマルチカレンシー口座をチェックしてみて下さい。
現地でマルチカレンシー口座申し込む際の説明はワイズの公式で英語のみとなります。
内容は難しくありませんのでオーストラリアに住んで、簡単な日常英会話を話しているのであれば問題無いでしょう。
送金する際の限度額
オーストラリアからワイズを利用して日本に送金する際の限度額は下記の通りです。
●日本への送金は1回100万円
※100万円を超える送金はSWIFT送金になるので安くありません
送金の際にオーストラリアドルをワイズの口座に入金するには下記が必要です。
●クレジットカード・デビットカードでの入金
●または一部の銀行で利用できる「POLi Payments」による入金
Visaデビット: 0.30%
MasterCardクレジット: 0.55%
Visaクレジット: 0.75%
Maestro: 0.15%
MasterCardビジネスデビット、ビジネスクレジット: 1.00%
Visa ビジネスデビット、ビジネスクレジット: 1.00%
オーストラリアの場合は、主にカードでの入金となりますので、他国よりも手数料が少し上がってしまうのが残念ですね。
パーセンテージの手数料は大きいですので、オーストラリアの銀行で利用できる「POLi Payments」を使うことおすすめします。
送金する際に必要な日数
オーストラリアから日本に送金する際の日数は、送金2回目からは最大2営業日。
ワイズの口座へ送金するタイミングや送金方法により変わります。
オーストラリアの場合はワイズ口座への着金確認をイギリス時間09:00~17:00の平日のみに行っています。
着金に1~2営業日、送金に最大2営業日です。
通常であれば、2回目からの送金は24時間以内に済むのが平均的な時間です。
関連記事
→ワイズで入金から着金の時間が速すぎて驚いた
送金で為替レートは保証される?
オーストラリアから日本への送金には48時間のレート保証が適用されます。
ただし、為替が1円~2円と大きく動く可能性があるアメリカの雇用統計の日を含めての送金には注意をしましょう。アメリカの雇用統計の発表は毎月第一金曜日にあります。
オーストラリアも雇用統計の発表が定期的にありますが、よほどのことが無い限りそれほど大きく動くことはありません。
相場の予想が悪いのであれば、雇用統計前に送金するのも良いでしょう。
良い見込みであれば発表を待って為替レートが動いてから送金するのもありですね。
そんな見極めができれば苦労しないという話ですが、為替の掲示板などを見るだけでも参考になります。
まとめ
結論からすれば、オーストラリアだけでなく海外からの送金でWise(ワイズ)以外を利用した場合は特殊な方法を除いて大多数が損をしているということです。
もちろん、ワイズと同等の業者もありますが、日本人向けがありませんので圧倒的にワイズより安くない限りは使う気にはなれませんね。
とにかく海外送金は手数料だけに騙されず、為替の両替手数料も注意しましょう。
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