セブン銀行の海外送金手数料は安い?口座不要で簡単に送金できる?
- 2018.11.16
- 更新日:2020.05.03
- 海外送金手数料を比較
セブン銀行の海外送金は銀行口座も不要で簡単に送金できるということで利用者が増えているようですが、本当に送金手数料は安いのか気になるところです。
そこで、セブン銀行を利用して海外送金した時に掛かる手数料、為替レート、送金日数などを海外送金で人気のトランスファーワイズと比較してチェックしてみましょう。
セブン銀行の海外送金はウエスタンユニオンを利用
セブン銀行の海外送金は世界的に有名なウエスタンユニオンの海外送金を利用しています。
日本でも金券ショップなどで「Western Union」という看板をよく目にすると思いますが、ウエスタンユニオンは世界中のいたるところに提携先がありますね。
ウエスタンユニオンは銀行口座が無くてもウエスタンユニオンの提携先の窓口でお金を受け取ることができるのが便利なサービスです。
主に滞在先の海外で銀行口座を作ることができない外国人や、海外に出稼ぎに出ている人から家族への送金などに利用されていますね。
セブン銀行での海外送金方法
セブン銀行の海外送金を利用するには、セブン銀行の口座開設と海外送金サービスの契約が必要になります。
1.口座開設
2.開設した口座へ入金
3.インターネットバンキング、またはATMから送金依頼
4.現地にあるウエスタンユニオンの窓口などで受取り
基本的にセブン銀行のATMやオンラインバンキングから24時間365日いつでも好きな時に送金することが可能ですし、ネットが使えない人でもセブンイレブンが近くにあれば利用できるのが便利です。
受取り側も送金番号と写真付きの身分証明証さえあれば窓口で受け取ることができるのでとても気軽な送金サービスと言えるでしょう。
セブン銀行とトランスファーワイズの送金手数料を比較
10万円を日本からアメリカに送金する場合の手数料を比較してみましょう。
セブン銀行 | トランスファーワイズ | |
---|---|---|
送金額 | 100,000円 | 100,000円 |
送金手数料 | 2,000円 | 646円 (0.55%の手数料+¥100) |
海外送金できる費用 | 98,000円 | 99,354円 |
為替レート Yahooなどの当日レート | 1USD=113.92円 | 1USD=113.92円 |
TTSレート (上乗せ) | 1USD=118.23円 (上乗せ4.31円) | 1USD=113.92円 (上乗せなし) |
米ドル受取額 | 828.83USD | 872.13USD |
為替差で発生する 手数料 | 31.32USD (3,567円) | 無し |
受取り手数料 | 無し | 無し |
振込手数料 | 無し | 銀行による 三菱UFJ 324円(オンライン) |
手数料合計 | 5,567円 | 970円 |
※為替レート(TTSレート)は為替状況によって変動します。
セブン銀行とトランスファーワイズではざっと10万円の送金で手数料に4,500円程の差がありますので、普通の海外送金で良いのであればセブン銀行は海外送金での利用価値は低いと言えるでしょう。
セブン銀行での海外送金が必要な人
手数料だけ見ると必要なさそうなセブン銀行での海外送金ですが、下記のような場合は利用価値が高いです。
送金手続きが24時間365日できる。
受取り側が営業時間内であれば送金に掛かる時間が最短数分。
現地に銀行口座を持っていない人。
トランスファーワイズの場合は初回を除けば最大2営業日、通常は24時間ほど送金に時間が必要ですので、緊急で送金する必要がある場合はセブン銀行を利用する価値があります。
一番大きいのは、現地に銀行口座が無いと利用できないトランスファーワイズと違い、ウエスタンユニオンの窓口で現金を受け取ることができるということですね。
ただ、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ユーロ圏の場合は、トランスファーワイズのボーダレス口座を持つことができます。
現地で住所確認ができるのであれば銀行口座を開設するよりもハードルは低いので、開設できるかどうか確認してみると良いでしょう。
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